まずはispellのHPより ispell-3.2.06 for Win32 (Windows 95/98/NT/2000/XP)(執筆時点)をダウンロードしてきましょう。 それを展開すると中にREADME.w32があります。基本的にはこのファイルの説明通り 行えば設定は完了しますが、以下にその概略について説明したいと思います。
(1)実行ファイルのインストール
- まず、展開したディレクトリ中に存在しているbinディレクトリを開きます。
- その中に存在している全てのファイルを、パスの通っているディレクトリに
コピーします。
ここで、「パスの通っている」とは、windowsの環境変数「PATH」に
登録されているパスを指します。
- 次に、辞書ファイル(english.hash, american.hash, UK-xlg.hash, US-xlg.hash)を、
「C:\usr\local\lib」(←デフォルトパス)にコピーしましょう。
自分で辞書の格納パスを定義したい場合は、環境変数「ISPELLDICTDIR」を
新規に作成し、定義してもらえば、変更可能です。
(2).emacsの設定
- 次に、ispellはスペルチェック中に、英語文字以外が出現すると処理が
停止してしまします。そこで、日本語文字等が英文中に混在していても
スペルチェックできるように.emacsに以下のような処理を追加する必要が
あります。
(eval-after-load "ispell"
'(setq ispell-skip-region-alist (cons '("[^\000-\377]")
ispell-skip-region-alist)))
あとは、Meadowを立ち上げて、「M-x ispell-buffer」を実行しましょう。
ナイスなスペルチェックが始まります。