Python Image Library (PIL:画像処理ライブラリ)の使い方(エフェクト編)

2010年2月14日

前回に引き続き、PILの基本操作を説明していきたいと思います。
PILの過去記事については以下をご参照ください。 【PIL過去記事】


エフェクト

Image.openにて生成したオブジェクトに対して、

元々用意されている様々なエフェクトを かけることができます。


まず、大まかなエフェクトをかけるまでの流れは以下のようになっています。

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import ImageFilter, Image
im = Image.open("hoge.gif")
im.filter( ImageFilter.BLUR ).show()


最初から用意されている代表的なエフェクトは以下のようになっています。 これを上記filterメソッドの引数として渡してあげることで、元画像に様々な エフェクトを適用することが可能です。
 

  • BLUR
    ぼかし 
  • CONTOUR
    8方向ラプラシアンフィルタ(線画) 
  • DETAIL
    細かくエッジを効かせる  
  • EDGE_ENHANCE
    輪郭強調 
  • EDGE_ENHANCE_MORE
    輪郭強調(強) 
  • EMBOSS
    レリーフ 
  • FIND_EDGES
    レリーフ 
  • SHARPEN
    レリーフ 
  • MinFilter(k)
     パラメタkを使ってぼかす? ModeFilter(k) kが大きくなるほど色の階調が荒く同系色にまとめられる 
ImageFilterで使えるメソッドはまだまだKernel, Filterなど様々ありますが、 これらは使い方が分かるようになってからまた解説したいと思います。


また、独自のエフェクト関数myfuncを定義して、それをエフェクト関数として適用することも 可能です。以下のようにします。



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Image.eval(myfunc, im)

とにかくエフェクト処理がどのようなものかを感じ取るには、 自分で試してみるのが一番です。試してみてくださいね。