Python Image Library (PIL:画像処理ライブラリ)の使い方(画像編集・データ操作編)

2010年2月14日

PIL記事シリーズも今回がひとまず最終回となります。


以前の記事は以下にありますので、よかったらご覧になられてみてください。 


今回は、画像編集操作についてです。

画像を拡大したり回転させたりするためには以下のような操作をすればOKです。
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import Image 
im = Image.open("hoge.gif") 
size = (64, 64) 
im.resize(size, NEAREST) 
im.rotate(45)
画像を拡大縮小したい場合は上記のように resize() を呼び出せば OKです。


第一引数には(高さ, 横幅)を表すタプルを指定します(単位はピクセル)。 


第二引数は別に省略しても構いません。


拡大縮小方法を指定するオプション引数となります。 NEAREST以外にもBILINEAR, BICUBIC, ANTIALIASなどを指定することができます。

次に実行しているのが rotate() です。

引数に0 - 360の範囲で角度を与えると、画像が回転します。 上記例では時計とは反対方向に45°回転させています。


次回はデータ操作関連のメソッドを紹介します。
ピクセルのデータ構造はどのようになっているのか?、各ピクセルの色の統計データを 収集するためにはどのようにすればよいか?などです。