Virtual Boxで固定IPを設定する方法

2011年5月8日

VirtualBoxを使って固定IPを設定してみましょう。

VirtualBox独自のDHCPサーバーを持っており、192.168.56.xxxのサブネットワークを形成しています。固定IP設定するには、まずこのDHCPサーバー機能を停止し、独自の固定IPを付与する必要があります。さらに、ホスト側のサブネットワークと通信できるように、例えばWinXPならブリッジネットワークにVirtualBoxのネットワークアダプタを追加して同じサブネットワーク内で通信できるようにする必要があります。

以下、ホストOSがWinXP、ゲストOSがDebian5の場合の設定方法です。

  1. VirtualBoxの[環境設定] > [ネットワーク]から、ネットワークアダプタを1つ追加する。
  2. 追加したネットワークアダプタの設定を開き、IPを192.168.11.xxxと設定し、DHCPサーバー機能をOFFにする。
  3. Windows XP側のコントロールパネルから、ネットワークの設定を選択し、先ほど作成したネットワークアダプタをネットワークブリッジに追加する。追加の仕方は、VirtualBox側のネットワークアダプタとWindows XPがネット接続で使っているアダプタを選択し、[右クリック] > [ネットワークブリッジを作成]でもできるし、ネットワークブリッジのプロパティを開くと、他のネットワークアダプタの一覧が表示されるので、そこから追加してもよい。
  4. Debian側で固定IP設定を行う。
 1
 2
 3
 4
 5
 6
 7
 8
 9
10
11
12
13
14
15
$ sudo emacs -nw /etc/network/interfaces

...

iface eth0 inet static

address 192.168.11.xxx

netmask 255.255.255.0

broadcast 192.168.11.255

gateway 192.168.11.1

dns-nameservers 192.168.11.1

これで、Debian側に192.168.11.xxxで接続できるはずです。